歴史

かつて寒漁村の一つに過ぎなかった釜石は、1857(安政4)年、盛岡藩士の大島高任が大橋に洋式高炉を建設し、鉄鉱石を原料とした鉄づくりに成功をし、わが国の産業近代化の窓を開けて以来、釜石は近代製鉄発祥の地として歩み続けてきました。

昭和40年代、釜石駅前に広がる釜石製鉄所

昭和40年代、釜石駅前に広がる釜石製鉄所


また、これまで「東北の暴れん坊」の異名を持ち、都市対抗野球大会などにおいて活躍し、山田久志などの名選手を輩出した「新日鉄(富士鉄)釜石野球部」や、七連覇を含む日本選手権大会での8度の優勝を記録し、日本ラグビー史に一時代を築いた「新日鉄釜石ラグビー部」、アットホームな雰囲気から内外の評価も高い「釜石はまゆりトライアスロン国際大会」、いまだ記憶に新しい釜石鵜住居復興スタジアムで行われた「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の開催など、とりわけスポーツ分野において、確固たる歴史を残してきました。

釜石はまゆりトライアスロン国際大会

一方、東日本大震災に代表される津波災害のほか、第二次世界大戦中においては米英艦隊による艦砲射撃を経験するなど、幾多の困難から立ち上がってきた経験も有します。