文学・伝説

作家の井上ひさしは、母マスの住む釜石で一時期を過ごし、代表作の一つ「ひょっこりひょうたん島」は三貫島がモデルだったとも言われるほか、東日本大震災の際には、避難所となった釜石小学校で毎朝歌われ被災者の希望となった同校の校歌「いきいき生きる」は同氏の作品です。
井上ひさし文学碑「ひょっこりひょうたん島」

井上ひさし文学碑「ひょっこりひょうたん島」

御箱崎千畳敷から望む三貫島

ひょっこりひょうたん島のモデルとも言われる三貫島

また、劇作家で小説家の長谷川時雨、長谷川が育てたと言われる林芙美子、釜石に縁の石川啄木や宮澤賢治、花巻において疎開生活を送ったとされる高村光太郎、遠野物語で知られる柳田國男など、多くの方々が釜石を訪れ、文学碑としてその足跡が残されています。そして、その「遠野物語」には橋野町にあったとされる出来事も多く取り上げられています。

釜石文学碑マップ
(釜石市郷土資料館)

さらに、兄の源頼朝に追われ奥州衣川で自害したとされる源義経が実は生きて蝦夷に落ち延び、さらにその先に向かったとされる「義経北行伝説」。そのルートにある中村判官堂や法冠神社が伝説を今に伝えています。

義経北行伝説~釜石編~
(釜石市郷土資料館)